大阪府羽曳野市の北川嗣雄(つぐお)市長(75)や市幹部ら数十人が、農地法違反容疑で逮捕、起訴された不動産会社長から、2年間にわたり計400万円相当の物品を提供された疑いがあることがわかった。北川市長は、不動産会社長への便宜供与はなかったとしている。 捜査関係者が明らかにした。物品を提供したのは、同市の不動産会社長、堀内勉被告(77)。堀内被告は2016年7~8月、市内の農地約1500平方メートルを無許可で埋め立てたとして今月24日に起訴された。 府警の捜査で、16年以降、北川市長や市幹部らにうなぎ弁当やワイン、リンゴなどを贈ったことを示す記録が見つかった。少なくとも計約400万円相当に上るという。市などによると、堀内被告は土地開発や農地転用の手続きで市と関わりがあったという。 北川市長は25日、朝日新聞の取材に、13年以降に数回、堀内被告からうなぎ弁当などの提供を受けたと認め、「依頼を受けたことも、便宜を図ったこともない」と説明している。