国土交通省は23日、油圧機器製造「光陽精機」(茨城県筑西市)が製造し、土木建築用機材製造「川金コアテック」(埼玉県川口市)が出荷した免震・制振用オイルダンパーの検査データが改ざんされていたと発表した。顧客との契約に適合せず、教育施設や事務所などの物件93件で使われているという。 同省によると、顧客との契約に合わない装置は2005年2月~18年9月に出荷された。免震用が4件、制振用が89件。東京都や愛知県、大阪府など26都道府県で使われ、用途別では教育施設30件、事務所16件、庁舎13件など。いずれも国の基準には適合しているか、そもそも国の基準が設けられていない装置だったという。 改ざんは、油圧機器大手「KYB」(東京)の免震・制振用オイルダンパーの検査データ改ざん問題を受けた社内調査で発覚。光陽精機、川金コアテックは不適合品について、交換などの対応をとる方針。両社の親会社「川金ホールディングス」は23日夕方に会見を開く。