秋篠宮妃紀子さまが、国際結核肺疾患予防連合から「名誉会員」の称号を贈られることになった。長年の予防活動への貢献が国際的に評価された。王族や皇族では初めてという。23日未明、オランダ・ハーグでの授与式(26日)に出席するため日本を出発した。 紀子さまは24年前、日本の結核予防会の総裁を秩父宮妃から引き継いだ。眞子さまを育て、おなかに佳子さまがいた時期。「はじめは結核についての知識もなく、ゼロからのスタートでした」と振り返る。 全国各地で結核予防の活動を担った関連団体「結核予防婦人会」の毎年の講習会に参加し、最先端の研究や海外の状況などの講義を、各都道府県代表の女性たちの一番後ろの席で熱心にメモを取って学んできた。この数年は、自身が学んだ情報を会員にも共有してもらおうと、閉会前の30分間に手作りの画像などでレクチャーもしている。 同会の木下幸子会長(81)は「開会のあいさつなどをすれば総裁の仕事は終わりのはずですが、全行程を受講されていく。背筋が伸びる思いです」と話す。 2010年から複数回、婦人会のメンバーや女子大学生ら計約千人を対象に結核予防に関する意識調査を実施し、社会心理学的な手法で解析して博士論文にまとめた。学会で発表し、受理したお茶の水女子大は13年、紀子さまに博士号(人文科学)を授けた。 国際的に評価されているのは、…