青森県つがる市の国道101号で4人が死亡した多重事故は、発生から1カ月が経った22日、急展開した。県警は、事故に関係した4台のうち1台の飲酒運転による暴走が引き起こしたものと判断し、運転者の団体職員、高杉祐弥容疑者(32)=つがる市=を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で逮捕した。 青森テレビ(ATV)は22日夕のニュースで「最初に衝突したとみられる2台の軽乗用車のどちらかの運転手が、酒気帯びだった可能性がある」と報じた9月25日の放送が誤報だったと認め、番組内で「おわびして訂正します。失礼いたしました」とアナウンサーが謝罪した。 事故に遭った4台は2台ずつ対向して走っていたが、ATVは9月25日の放送で、それぞれの先頭を走っていた軽乗用車2台のどちらかの運転手が酒気帯びだった可能性があると報じた。2台のうち1台を運転していた山田春治さん(63)=死亡=は代行運転の業務中だったため、もう1台を運転していた広船淳さん(43)=死亡=が飲酒運転をしていたのではないかという誤った情報がインターネット上で出回っていた。 県警は22日、事故で死亡した広船淳さんの母と愛莉さん(30)の父のコメントを発表した。「今でも心の整理がつかず、2人の顔が思い浮かび、毎日涙が出ます。このような飲酒運転による悲惨な事故がなくなるよう祈っています。私たち遺族の心情を察し、静かに見守っていただきたいと思います」としている。