落語家の登竜門とされる「NHK新人落語大賞」の本選が22日、東京・渋谷のNHKふれあいホールで開かれ、大賞に桂三度(さんど)さん(49)が選ばれた。三度さんは、かつてお笑い芸人として人気を集めた「世界のナベアツ」さん。2011年に桂文枝(当時は三枝)さんに弟子入りし、落語家に転身していた。 この日の演目は「心と心」。三度さんはNHKを通じて「ずっと、この大会で優勝できたら落語家としてのスタートラインに立てると思っていたので、やっとスタートを切ることができました。一生懸命、精進したいと思います」とコメントした。 滋賀県出身の三度さんは、お笑いコンビ・ジャリズムでデビュー。ピン芸人の「世界のナベアツ」時代は、「3の倍数と3のつく数字の時だけアホになります」の持ちネタでお笑い番組などに出演し、一躍人気者になった。放送作家や漫才師として活動したこともあり、桂三度という芸名には、「三度目の正直」という意味が込められている。 NHK新人落語大賞は、13年まで「NHK新人演芸大賞」として開かれており、落語部門では、柳家喬太郎さんや春風亭一之輔さんらも大賞を受賞している。今年は桂文珍さん、柳家権太楼さん、片岡鶴太郎さん、國村隼さんらが審査員を務めた。 本選の模様は11月4日午後4時からNHK総合で放送する。