301年ぶりに再建された奈良・興福寺の中核施設、中金堂(ちゅうこんどう)の一般公開が、20日始まった。小雨が降るなかを行列を作って待っていた大勢の人たちが堂内に入場。本尊などの前で立ち止まり、手を合わせる人もいた。 中金堂は、奈良では東大寺大仏殿に次ぐ規模の木造建築で東西約37メートル、南北約23メートル、高さ約21メートル。本尊は1811年に造られた釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)で、周りに国宝の四天王像(鎌倉時代)などが並ぶ。落慶法要が7~11日に開かれていた。 中金堂を一般公開する「興福寺国宝公開2018」(興福寺と朝日新聞社主催)の拝観料は大人500円、中高生300円、小学生100円。 午前8時から1時間並び、お堂に一番乗りした大阪府吹田市の会社員梶谷啓二さん(58)は「お堂の天井が高くて、空間が広かった。しぶい朱色もいいですね」とうれしそうだった。 北円堂も20日~11月11日に特別公開され、国宝の弥勒如来坐像(みろくにょらいざぞう)や無著・世親菩薩(ぼさつ)立像などが見学できる。大人300円、中高生200円、小学生100円。いずれも拝観時間は午前9時~午後5時。問い合わせは興福寺(0742・22・7755)。(宮崎亮)