山口県の離島・周防大島と同県柳井市を結ぶ大島大橋(全長1020メートル)に敷設された送水管が破断しているのが22日未明、見つかった。島内のほぼ全域約9千世帯(約1万5千人)で断水し、インターネットやケーブルテレビも一部の地域で不通の状態だという。 橋には衝突痕があり、第6管区海上保安本部は業務上過失往来危険の疑いで、マルタ船籍の貨物船の船長などから事情を聴いている。 県などによると、送水管の直径は45センチで、大島大橋の橋桁の裏側に敷設されていた。送水管は橋の中央部分から切れ、両側が海に垂れ下がっている。県や町は島内に給水車を出して対応しているが、復旧の見通しは立っていない。 6管によると、橋に衝突したとみられるのは、マルタ船籍の「ERNA OLDENDORFF」(2万5431トン)。22日午前7時ごろ、広島県呉港沖でマストやクレーンが損傷している同船を見つけた。 周防大島では今年1月にも、大島大橋の送水管が破断し、水道が止まった。橋の通行車両の振動を繰り返し受け、つなぎ目の亀裂が増幅されたことが原因とされている。